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獣害とは?~数字には表れない被害の深刻さ~

どうも、こんにちは!早稲田大学狩り部です。


前回のブログで私たちは「獣害対策ボランティアサークル」であると自己紹介しました。

しかし、「獣害ってなんだよ???」と思う方は多いはずです。


そこで今回は獣害とは、そしてなぜそれを解決しなければいけないのかということについて話します。


⑴ 獣害とは?


野生動物によって、様々な被害が起こることです。


イノシシやサルに畑を荒らされることが獣害の分かりやすい例ですね。


他にもシカが山の草や木の皮を食べることによって森林が荒れた結果、生態系の劣化や土壌流出が起こることや、野生動物と人との接触事故、家に動物が住み着くことによる被害など様々な獣害があります。


特に農業における獣害被害は甚大で、平成30年度の農作物被害額はなんと


158億円


になります。

想像もつかないような金額ですね。


⑵ なぜ解決する必要があるのか。


ここまで読めば、「何となく獣害ってこんな感じなのか~」とわかってもらえたと思います。

そこでここからは数字の裏に隠れている農村での獣害の実情をお伝えします。


農村では近年獣害が激化しています。

その背景にはこのような負のスパイラルがあります。。


① 過疎化が進むことで山から野生動物が下りてくる。

② 農作物被害などの獣害被害をもたらす。

③ 人間にとっての生活環境が悪くなる。

④ 過疎化が進む。


みなさんはこのときの農家さんの気持ちを理解することはできますか?


先祖代々受け継いできた土地で長い間手塩をかけて作った野菜や果物。

それを獣にとっても一番おいしい収穫直前に台無しにされる。

自分で畑に網を張っても簡単に破られてしまう。

毎年のようにそれが繰り返される。


このようなことが起きれば誰だって心が折れてしまいますよね。


その結果として引き起こされる過疎化はさらなる獣害を呼び、それが過疎化を悪化させる。

それは農村社会の文化、経済、コミュニティなどを確実に衰退させます。


このように獣害問題はその被害金額には表れないような形で日本社会に影響を与えています。


この流れを少しでも緩和しようと我々狩り部は活動しています。


本日のブログは以上です。

少しでも獣害という社会問題に興味を持っていいただけたら幸いです。


次のブログでお会いしましょう!











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